サラムさん(2024年度国際研修コーディネーター)に聞く!

NGOワーカーや住民リーダーを対象に、AHIが毎年行っている国際研修。2023年は参加者として、2024年はコーディネーターとして参加した、バングラデシュのサラムさんに話を聞きました。

◆プロフィール◆

名前:サイド  アブダス  サラム <Syed Abdus Salam>

所属団体:障害開発センター <Centre for Disability in Development (CDD)>

活動内容:障害者の人権保障や社会参加の促進のため、当事者やその家族のグループをつくり、互助や政策提言の活動をすすめる。

●コーディネーターとしての経験はどうでしたか?

コース概要や申込書の作成、参加者選考の集中的な作業などから、コーディネーターチームの一員としての道のりがスタートしました。その時期から研修期間中ずっと、各研修生が自分の学習ニーズを満たすことができるよう、どのようにコーディネーターチームとしてサポートできるかが大きなテーマでした。さまざまなセッション(研修)にできるだけ多くの学習ニーズを取り入れる方法を探しました。確かに、研修生のバックグラウンドが多様であるため、難しいことも多かったですが、多様性ゆえに、活力ももたらされたと思っています。経験豊富な研修生の中には、率先して他の研修生をサポートし、グループ全体の学習効果を高めるために自分の見識やスキルを分かち合う人もいました。

今回の経験から、参加型研修の運営と、「学び」のためには研修生のチームワークがいかに重要か理解が深まりました。研修生は、互いに支え合いながら、ニーズに基づき研修を形作り、より適切で役立つものにすることができます。また、研修の骨格作りに参加することで、研修後に学んだことを思い出し、活用する可能性が高まります。

●AHIの参加型研修の特徴は何だと思いますか?

この研修の真の特徴は、目的、スケジュール、学習ニーズ、セッション(研修)計画など、あらゆる側面が研修生自身によって設計されることです。この経験から、自分の組織で実際にどのように応用できるかを考えました。大きな判断を伴うことで一気に変えられるとは思いません。だから、現実的なアプローチを行いつつ、少しずつ前進していきたいと思っています。

サラムさんの英文記事はこちら。

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2025年度はフィリピンの元研修生、アーロンさん(2016年参加)をコーディネーターチームに加えて動き出しています。

アーロンさんの紹介と意気込みを読みたい方はこちらをクリック。

 

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