「みんなはどうやっているの?」おしゃべりから始まる学び合い

4月5日、「どのように参加型研修を行えばよいか」をテーマに2023年・2024年の国際研修修了生を中心、パキスタン、バングラデシュ、カンボジア、インド、ネパール、フィリピンから、計12人とAHI職員3人がオンラインで集まりました。

もともとこの場は、1月7日に行った研修後の活動の進捗状況報告会で、パキスタンの研修生が「参加型の研修を自分でも採り入れたいとやっていてはいるけど難しい。みんなはどうやっているの!?」という声から発案されたもの。じゃあ、「私はこういうふうににやっているよ」をそれぞれに出し合おうということになり、言い出しっぺの人を含め3人が企画を立てて、4月5日実施となりました。

まずは言い出しっぺの人からお悩み「若者のグループづくりをしているが、参加者それぞれの考え方やものの見方が異なるので、時間の制約の中で共通理解をつくるのは難しい」これを受けて、決められた時間の中でどのように運営するかなど、議論のポイントを明らかにしたうえで小グループで話し合いました。そうして出てきたのは・・・

*バングラデシュのアバヤッドさんは「初参加の人にもわかるようなトピック選びと言葉遣いを」

*インドのチャヤさんは「多様性があるのは大事だけど、内容の理解を重視すると均一性が高くなってしまう。バランスが難しい・・・」

*カンボジアのコンティアさんは「参加者自身がルールを決めることが大切」

などなど。

会の実施を呼びかけたテリームさんは、「みんな同じような思いをもっているので安心した。いろいろ出たアイディアを参考にしてやってみたい!」

AHIを2023年度から「学び合うコミュニティ」を作っていこうとしています。これが生まれる素地とは、ほかの人はどうやっているのかな~?や、自分はこう思っているけどほかの人はどう考えているんだろうか?を気軽にたずねてみることができる仲間の存在なんだろうと思います。

「学ぶ」ことは、おしゃべりから。

★英文ウェブサイトにも掲載しています。https://ahi.sub.jp/eng/archives/8356

職員 はやしかぐみ