日本福祉大学看護学部の学生さんたちとワークショップ

10月19日、日本福祉大学看護学部の学生さん9名が、「国際保健演習」

という授業でAHIに来館されました。

まず最初に、写真2枚を使って「誰もが尊重され健康に暮らせる社会」に

ついて、各自が考えてきたことをグループで発表しあってもらいました。

途上国の乳幼児死亡率、コロナ感染者に対する差別、盲導犬の数、ウクラ

イナ難民が避難先で孤立している問題、またディズニー映画の「リトルマーメイド」

の主役の起用をめぐる話題から、”政治的に正しい”人種差別の是正について

意見を述べた人も。

午後は、グループでまとめたものを発表。各課題の関係性を考えながら、

また、お互いになぜそういう考えに至ったのかという意図も理解しあいました。

いろんな社会課題を語る時、つい自分を枠の外に置いてしまいがちになり

ますが、参加者の多くが、コロナ禍のオンライン生活は孤独だったことや、

女子学生さんは、学校で男子が生理についてもっと学んでいてくれれば

女子は恥ずかしい思いをしなかった…など、自分の経験を重ねて理解しながら

参加してくれていました。

振り返りでは、「他の人たちと意見を交わす中に新しい発見があって、

学ぶことを続けていくのが大事だと分かった」と嬉しい感想を言ってくれました。

久びさに対面ワークショップの面白さを職員の私も体験。

将来、彼らが看護や福祉の現場でどんな風に活躍されるのか、今から楽しみです!

職員 大熊