AHIのクリスマス

AHIの玄関頭上に、ステンドグラスがあります。聖書の言葉(「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし成長させてくださったのは神です」(新約聖書コリントの信徒への手紙3章6節)に由来した図案です。

今年の9月末おーぷんはうすでボランティアをしてくださった長年の支援者のHさん。HさんがAHIの創設者である川原さんと出会ったのは、診察室で医者と患者という関係だったそうです。怪我をしたHさんに川原さんは「大丈夫だと、思います」と言ったそうです。「大丈夫です」と断言してくれればいいのにと少々恨めしく思いつつも、生身の人間を前に最もふさわしいと思われる判断を下す、というのは医療者として誠実さのあらわれ、そしてさらには、患者の主体的な判断と行動を専門家として支えるという医者としてのスタンスがそこにはあるという考えに至ったそうです。

ステンドグラスを見上げながら、45年以上前の出会いを思い起こされていたとのこと。その人の主体性、そして人とのつながりによって生み出される力、そういうものの確かさも思いつつ、一方では人を超えた「大きな」存在を思うこともときにはあります。そしてそれはいつも肯定的に動かしてくれるとは限りません。その大きな力・存在を神と考える方もあると思います。

45年目のクリスマスを迎えるAHIのステンドグラスです。

職員はやしかぐみ