トランプ政権と、研修生たちの活動の行方

スリランカで、土地を持たない農民たちや、地方から出てきて縫製工場で働く女性たちの支援をしている元研修生から、元職員を通じてメールが届きました。アメリカの対外援助停止を受けた活動の窮状を伝えるものでした。
「悲しいお知らせを、しないといけません。
私たちの活動は、アメリカ政府の資金を得て続けてきたものです。先月末、トランプ政権は、海外への援助資金の停止命令を発しました。私たちの団体にも、活動を停止すよう知らせが届きました。1月23日以降、活動への支払いも止まっています。」
「このままでは事務所も閉じ、スタッフにも他の仕事を探すように言わねばなりません。私たちが地域の人びととともに築いてきた変化は、無に帰してしまうでしょう」
元研修生自身も収入が途絶えた状態。今日明日の暮らしをどうするのか、不安が募ります。そして、資金を提供してくれる日本の団体について情報があれば教えてほしい、とのことでした。
元研修生たちは、AHIで学んだ、住民主体の活動の進め方や考え方、参加型の大切さ、地域のファシリテーターとしての姿勢や価値観に基づく関わりを、日々の活動の中で実践しています。そして元研修生たちの多くが、その活動資金を、アメリカの対外援助から得ています。
これまでパキスタンの元研修生たちと協働で開催してきた現地の研修も、先行きは暗いものです。AHIとの協働終了後の資金提供先が見つからないまま、休止した状態が続いています。ますます、資金を得ることは難しくなると想像されます。
困難の中にいるであろう元研修生たちの顔を思い浮かべながら、まずは彼らに、状況をきくところから始めています。
★ぜひ、読んでください★→:アフリカ日本協議会ウェブサイトより「トランプ政権の大統領令で途上国のエイズ・結核・感染症対策が宙づりに」
職員 清水


