新城市「若者議会」に学ぶ、秋の一日!

同行した会報編集委員Kが9月16日の様子をご紹介します。

外出ということで、いつもよりちょっとおめかししている研修生も!

朝のふりかえりでは、前日のto be honest(正直に言うと…)というプログラムの影響について多く語られていました。

少し言いづらいことも含めて心の内を思い切って伝え合った体験から、みなさんの関係がさらに深まっているようです。

新城市に向けて車2台で出発。途中少し渋滞しましたが、道の駅もっくる新城に到着し、

朝研修生が焼いたチャパティと、カレー、チキン、ナンでランチをいただきました。足湯にもつかり、気持ちよさそう!!

新城市では、高校生や大学生で構成される「若者議会」があり、1000万円の市の予算をどう使うか、

市長に提言をする取り組みをしています。

少子高齢化が進む新城市では、進学や就職で市外に出る若者も少なくありません。

若者議会に参加することで、新城の魅力に気づき、いったん市外に出た後で戻ってくる人も出てきているそうです。

 

まず、AHI、新城市の紹介に始まり、若者議会誕生のお話を伺いました。

若者議会1期生の竹下さんは、New Catsle(新城)という同じ名前のついた自治体の住民が

世界中から集まるイギリスの会議に派遣されたことがきっかけで、

若者議会の仕組みをつくろうと思ったそうです。就職で一度は新城を離れましたが、今は市議会議員をされています。

説明を聞いた研修生から活発な質疑が続きます。

その後若者議会メンター、市職員らを含めて、グループディスカッションを行いました。

アヤさんは、インドの自分の村の風景ととても似ていること、

また若者議会の運営の仕方や、若者自身が自分たちのコミュニティのことを考えて活動していることも、

アヤさんの団体の活動と似ていると話してくれました。

パキスタンやインドでは、若者の人口が多く村では就職先がないため、都市に出る若者が多いそうです。

アヤさん自身、村から出た後にコロナがあり、このままでは村のつながりがなくなってしまうという危機感から

村に戻って現在の活動をしており、新城市の取り組みに親近感を感じたようです。

私はこの様子を見て、今までお聞きしていたことを目の当たりにできた感じがしました。

国際研修では研修生同士のフィールドからだけでなく、日本の取り組みからも学ぶとお聞きしていましたが、

このようにお互いの取り組みから質問や意見を交わし合い、共通点や違いを知るなかで、

気づきや考えを深め、お互いに刺激やつながりを感じられるんだなあーと実感しました。

 

帰りは愛知県民の森の川辺で子どものように水遊びをした後、ハラルフードレストランで夕食。

様々な国の食材販売コーナーもあり、研修生のみなさんはハイテンション!

研修担当さんの誕生日をサプライズでお祝いしたり、

笑いがあふれ、リラックスした会話のやりとりから、

これまで積み重ねてきたつながりを感じました。

朝からお疲れ様でした!日曜はゆっくりお過ごしください~。

〈会報編集委員ボランティアK〉