アジア各地から 今日のお客さま

今日は3組のお客さまがありました。

一組目は、フィリピンから元職員。この1週間名古屋に滞在中とのこと。今は大学教員をしている彼は、1972年にフィリピンで戒厳令が出された頃、15~16歳。反マルコス政権のデモに参加していたという。戒厳令下にあった頃の話のあとは、2016年から6年間続いたドウテルテ大統領の頃の麻薬取締の名のもとでの人権弾圧の話になった。

写真は、マルコス政権崩壊(1986年)の頃のマニラ

二組目は、名古屋市内のキリスト教会の牧師さんと香港の神学生。将来来日してキリスト教の伝道を志しているとのこと。自由な発言ができない香港の状況の中、香港を出ていく人たちも少なくない。

そして三組目は、東京に事務所を置くNGOの方。

今週はカンボジアの総選挙の結果が伝えられた。野党をつぶした中での与党の一人勝ち、そして首相も世襲で息子に、、という報道がされている。フィリピンや香港の話を聞きながら、「身体的に精神的に社会的に望ましい状態(well-being)」と定義される私たちの健康は、一人ひとりが考え、発言し、行動できる自由が守られる社会があってこそとあらためて思わされた。

職員 はやしかぐみ