7月15日は「世界ユース技能デー」

「2020年だけで、若者の雇用者数は3,900万人減少しました。

今日、2,400万人の若者が学校に戻れないリスクに直面しています。

パンデミックはまた、労働市場の変革を加速させ、不確実性を増すとともに、

デジタル格差を拡大させました。(以下略)」

 

これは世界ユース技能デー(7月15日)に寄せる国連事務総長のメッセージの一部です。

 

今年の国際研修に参加したアヤさんが暮らすインド北東部マニプール州においても、

若者の職能開発が急務です。

アヤさんは生まれ育った山あいの村では、村人の9割が農業を営んでいますが、

十分な収入を得ることができず、貧しい暮らしをしています。

村では農業のほかに収入を得る道がなく、ほとんどの若者が中学校を卒業したあと、

都市部に働きに出ます。しかしコロナ禍で職を失い、村に帰ってきました。

 

村に戻って来た若者の多くはケシ畑で働いています。

そして大麻を使用する人も増えています。

 

かつて政府はこの地域からケシ畑を一掃しました。

しかし新たな産業をおこしたり、職業訓練に力を入れたりしなかったため、

徐々にケシ畑が復活してしまいました。

 

 

職員 髙田