夏椿と百日紅

昨夜の威勢のいい雷嵐には、驚きました。
一転、今朝は天晴れな陽気の土曜日です。
天も割るかのような昨夜の雷もなんのその、
道端や家庭の軒先に色を添えるサルスベリ(百日紅)
は今朝も健在でした。
その名のとおり、長期にわたって咲き続ける『百日紅』。
漢字のとおり〝ヒャクジツコウ” と呼ばれることもあります。

 
 
 
←百日紅(サルスベリ)
 
私が長きにわたり疑問に感じていた、百日紅=サルスベリ=ヒャクジツコウ
のもうひとつの別名。。。。ナツツバキ。。。?!
夏椿(ナツツバキ)。夏にツバキのような花を咲かせるも、
一日で花が散ってしまう儚さを湛える樹木。
この夏椿も、サルスベリ!の別名を誇るのです。その他、シャラノキとも呼ばれます。

 
 
 
←夏椿(ナツツバキ)
 
 
百日ほども花を咲かせる百日紅、と、一日で花を落とす夏椿。。
どちらもサルスベリの別名を持つ?! はぁ??
っとチンプンカンになっちゃいますよね~。
 
共通するのは、その木肌のスベスベな、なめらかな美しさ。
思わず、頬ずりしたくなるような、やさしいツヤツヤ感。
猿も木からすべり落ちそうな、その滑らかな樹皮。
それが、名前の由来だったのですね。サ・ル・ス・ベ・リ
 
というわけで、夏椿(別名:サルスベリ→ 岡山~広島で使われる夏椿の別名のようです)
と、百日紅(サルスベリ)は、
まったく別種の樹木で間違いないです。(笑)
あ~、モヤモヤがすっきり。
 
ちなみに、三大美幹木 の一つに数えられるのは、ヒメシャラです。
ヒメシャラの木肌も、ツッルツル~。
屋久島の森深く、沢山のヒメシャラに出会った、あの遠い日に今も励まされる
私です。

 
←ヒメシャラ
 
 
 
身近に息づく植物たちの在りように思いを馳せると、
別世界に心が飛び立って、
一日いちにちに元気を運んでくれます。
さ~、今日も沢山のボランティアさんたちとの出会いが待っている!
 
職員 A