NOT FOR SALE(売り物ではない!)

「グリーンランドは売り物ではない」というプラカードを持って多くの人たちが抗議をしている映像が流れています。今年初めのベネズエラをめぐる報道以降、「主権」と訳されるSOVEREIGNTYという言葉が頭に浮かんでいます。思い起こすのは、10年くらい前にスリランカの元研修生のNGOの事務所の壁に貼ってあったポスター。それにSOVEREIGNTYという言葉が掲げられていました。「人びとの主体的な統治」という意味合いを表していたと思います。そのポスターは、貿易の自由化によって農産物が大規模に入ってきた結果、小規模の農民が苦境にあると以前から訴えていました。さらには、巨額の資金をもって同国に外国資本がはいり、観光開発を行ったり、大規模社会インフラの建設を進めている状況に対して、ここは自分たちの国である、人びとの土地である、と主張していました。
生活の基本を超えて、価値観も含むその人たちの根っこでもある土地をめぐる紛争や対立、苦難は、世界のさまざまところに、また日本国内においてもみられるものです。移動の自由と同時に、そこに住み続ける自由について考えさせられます。
職員 はやしかぐみ
⇓ ストリート・ドラマを観にみんなが集まる。スリランカの農村部で。



