「アジアのNGOワーカーとの交流会」の様子をお伝えします!

こんにちは!インターン生の長屋です。

今日は、9月28日(日)に行われた、国際研修のフィナーレともいうべきおーぷんはうすの中のプログラム「アジアのNGOワーカーとの交流会」の様子をお伝えします!

 

このプログラムを企画・運営した私達交流会準備会メンバーには、2つの目標がありました。1つ目は、参加者の皆さんに、様々な面で格差のある国内外の現状や、国外の地域での開発活動に関心をもってもらいたいということ、2つ目は、AHI研修生が、多くの日本人と出会い、日本のことを知ったり、新たな考えに触れたりしてほしいということです。

 

交流会では、研修生の国によって、1部、2部に分かれました。まず、アイスブレイクとして「たけのこニョッキ」をしました。笑い合って心と体をほぐした後、研修生に「なぜこの仕事に就いたのか」を一言で発表してもらいました。その後、国別に分かれて、グループトークを行いました。

 

各グループに一人、進行役としてファシリテーターが付きました。ファシリテーターは、私達インターンやボランティアが務めさせていただきました。交流会1部は、フィリピン、バングラディシュ、ベトナム、カンボジア、2部は、タイ、東ティモール、ネパール、スリランカです。初めこそ、参加者の方は緊張されていましたが、時間が経つにつれて、どのグループからも笑い声が漏れたり、真剣に話している様子が伝わったりしました。

 

私は、フィリピンのファシリテーターを務めさせていただきました。フィリピンからは、研修生のナズさんと、コーディネーターのアローンさんが参加しています。ナズさんは、幼い頃はストリートチルドレンでしたが、NGOの働きかけにより、大学を卒業しました。そして、自分と同じような子ども達の夢を支援したいと、現在そのNGOで働いています。

私は、一人の人間の人生を変えたNGOと、並々ならぬ努力を重ねたナズさんの生き方に感動していたので、参加者の方にもお伝えしたいと思っていました。アローンさんは、10年ほど前に研修生として学び、本年はコーディネーターとして参加されています。私は、コーディネーターとして参加した二度目のAHIで何を学んだか知りたいと思っていました。参加者の方々は、「これからやってみたいことは?」「将来のビジョンは?」「国際協力機関で働くのに大切なことは?」など、積極的に質問してくれたので、とても盛り上がり、充実した時間になりました。

 

他の研修生もそれぞれにドラマがあり、時間終了のベルが鳴ると「もう、おしまい?」という声が聞こえるほどでした。

 

また、アンケートにもご協力いただき、ありがとうございました。

「平和を求め、武器輸出よりも交流を」

「今後も交流の機会を持ち、親(信)頼関係を築きたい」

「自分達の豊かな生活の裏には、貧しい人々の過酷な労働があったというのは、残念だけど、それを知れたのは良かった」

等、たくさんの感想をいただきました。

私達交流会準備会メンバーは、交流会が日本以外の国の現状や活動を知るきっかけになってくれればと考えていましたが、参加者の方はそれ以上のものを感じてくれたと思っています。交流会に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。これからもぜひ世界の国々に目を向けていってほしいと思います。

 

インターン生 長屋