健康は「恩恵」であってはいけない 

AHIの始まりのお話が中学3年生の英語教科書SunShineに掲載されたのは、1993年~2001年。全国からたくさんの手紙をいただきましたし、講演の依頼を各地から。その後もリーディング・ワークシート(教員向けの副教材)で扱われています。AHIの支援者のお一人がこの教科書の編集委員をされていたことから実現しました。(でも残念ながら当時は地元の愛知県ではこの教科書は使われていませんでした)先日その件で連絡がはいり、引き続き掲載したいのでと、記載内容の確認の問い合わせがはいりました。

とてもシンプルな言葉づかいにもかかわらず、核心をついて書かれていて、いつ見てもすごいな~と私は思っています。下記は、その一部分。<これは令和7年度版とのことです>

Good health is a basic right for everyone.

健康は誰にとっても基本的な権利です。

It should not be  a blessing only for people with enough time and money.

それは時間とお金がある人だけが得られる恩恵であってはなりません。Everyone should be able to receive health care.

誰もが保健医療を受けられるべきなのです。

そして次のように続きます。
Although Dr. Kawahara passed away in 2015, the AHI
keeps helping people help themselves in collaboration with
former participants.

ドクター川原は2015年に亡くなりましたが、AHIは元研修生の協力を得て自ら自立したいと願う人たちを支援しています。

職員 はやしかぐみ