AHI流?の研修をいろんなところでやっていける幸せ

昨年から、日本障害者リハビリテーション協会さんからの依頼で、アジア太平洋の障害当事者の方を対象に、1日のリーダーシップ研修の講師をさせていただいています。
研修生たちは、出身国も障害も日本語力も英語力もそれぞれ。ですので、英語と日本語を両方つかい、それを日本語の手話通訳さんに通訳していただきます。
今年は、全盲の方、ろうの方、車いすを使っている方、発話がゆっくりな方で、活動も違う4名でした。
その全員が、どう一緒に、リーダーシップについて考え、自分にとっての何かを掴む場を作っていくか---どんなアイスブレイクをするか、どんなツールを使って参加型のセッションをするか。毎年チャレンジであり、楽しみです。
といいますか、それしかできない、というのがほんとのところ。
講師とはいわれていますが、けして人に教えられるようなリーダーシップに関する技量もスキルも言葉も持ち合わせていません。
ですので、研修生たちの持ってるものを題材に。唯一、私にできる貢献です。
結果うまくいかないこともあるのですが、そこは研修生や通訳さんにカバーしていただいたり、指摘していただいたりして、すすめます。
講師とついていても、私が一番、研修生や手話通訳さんから、勉強させていただいているに、違いありません。
私が担当するリーダーシップ研修は1日ですが、研修生たちは10か月間日本に滞在します。
そして、日本の障害分野で活動する方の話をきいたり、団体を訪問したりします。現在4か月がすぎたところ。
今までは講義形式のものがメインで、お互いの活動や課題・悩みについて話す機会は、この日が初めて、とのことでした。
そして、日本の障害分野で活動する方の話をきいたり、団体を訪問したりします。現在4か月がすぎたところ。
今までは講義形式のものがメインで、お互いの活動や課題・悩みについて話す機会は、この日が初めて、とのことでした。
最後に研修生たちが作った、明日からのアクション・プランには、
「これから、4人それぞれ違うところに研修にいく。そこでお互い学んだことを出し合って、そこから自分の課題を解決するにはどうしたらいいかを、みんなでディスカッションする時間を持つ」「今、この研修で私たちがやっていることが、研修を終えた後、私が活動でやっていくこと」という言葉が。
日本の人や事例から学ぶだけでなく、研修生同士それを共有し一緒に考える。自分と仲間の豊かさを知る。そこからさらに学びを広げる楽しさと意味を、少しでも感じてくれたのであれば、嬉しい限りです。
*ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業→ https://duskin-hp.normanet.ne.jp/
