直撃!国際研修生2024に聞く★第1弾★ ~クリスマス・新年募金実施中~
AHIは、健康的な社会を目指して、自ら動き出す人を育んでいます。
国際研修を終え帰国した研修生は、何に気付き、何をしようとしているのか。
第1弾は、ネパールのクシャマタさんです。
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◆プロフィール◆
名前:クシャマタ カドカ
所属団体:コピラ独立開発協会
活動内容:生活の困窮に加え、心の病を持つ人びとや暴力を受けた女性たちの自助グループをつくることを通して支援する。
参加動機:自助グループが行政に要望を伝えられるようになるために、どのように能力向上を図っていけばいいのか探りたい。
● 最初のうちは、ちょっと不満でした
研修では毎日のように何度も振り返りを行いました。学習内容だけでなく、グループディスカッションへの参加や態度などを振り返り、話し合いました。当初私は、「コミュニティ開発に関する新しい知識を学ぶために来たのに、なぜ振り返りばかりやらなくてはいけないんだろう?」と思いました。
しかし、日が経つにつれて、自分の活動地域に照らして考えるようになりました。そのうち、日々の振り返りの目的は、自分が活動の中でどのように行動し、支援する人々に対してどうコミュニケーションをとっていたかを振り返ることだと気づきました。少なくともこれまで、自分のファシリテーションを他の人と振り返る機会はありませんでした。今回の研修を通して、自分が実際に地域で活動する際に、どのように振舞えばいいのかを学ぶことができたと思います。
● 何事も学びの機会
国外での研修に参加するのは初めてで、違う国の人たちとの共同生活など、初めてのことばかりで最初は少し緊張しました。また、自分はいいと思うアイデアでも、他の人に受け入れてもらえなかったり、修正されたりすることもありました。こんな経験は今まであまりしたことがなかったです。特に2週目はホームシックになったり、動揺したり、何を学んでいるのかわからなくなったりしていました。
しかし、「ラボ(実習の場)なんだから、どんどん失敗していいんだよ」とコーディネーターから言われ、何事も「学びの機会」と捉えられるようになりました。失敗しても、それを「いい教訓」に変えることができるし、成功すればそのまま「強み」に変えることができる。それ以来、自分の意見に責任を持つようになったし、他の人の意見を聞くのも面白いと思うようになりました。
● 参加型アプローチは、住民自身の活動維持につながる
私がこの研修で学びたいことのひとつは、地域住民でつくるグループが自立して活動を継続できるようになるには、どうサポートしたらよいかでした。そのために基本ルールがすでにあったのですが、それは私が所属するNGOが導入したものでした。今後はグループで話し合うことによって、全員が合意できるようなルールや基準を新たに作成するように促していこうと思います。
AHIで学んだような参加型アプローチには時間がかかりますが、最終的には次世代のリーダーシップの育成や、住民自身の活動維持につながると信じています。
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