「硬い」話

先日、ある外部団体によるイベントに出展し、活動紹介やボランティア募集をおこなった。そこでのひとコマ。

スポーツの大会でいわゆる途上国に行く中で国際協力や海外援助に関心を持つようになったという人に声をかけられた。そういう関心を自分は持ちつつ、たまたま住んでいるところの近くにあるチベット料理屋さんがあり、チベットには独自の文化を背景に独立を望む人たちがいることや、一方その動きを抑え込もうとしている中国の存在があることを知ったとのこと。そのことを周りの人にも伝えたいと思うが、なかなかできない。どうしたらよいと思いますか?という直球中の直球の質問。

ちょっとたじろぎながらも、、、チベットのことは遠いことでも、事柄を変えれば身近なこととして感じてもらえるかもとか、モノが複雑に流通している今の世界で自分の日常にあるモノを通して世界とのつながりを語っては、とか、私も頭をぐるぐるさせて応答。確かに「硬い」話は言い出しにくい。でもまじめな話を人と交わしたいと思っている人は少なくないとも思う。だからこそこういう直球の質問をぶつけてみることがとても大事。AHIはそういうことを安心して言い出せる場であれるよう努めたいと思う。

職員 林