ボランティア目線で

ボランティアのsです。
最近「アジアの健康」という会報誌の過去のバックナンバーのリスト化をお手伝いしました。
過去7年に遡って、会報誌を読み進めていくと、あら○○さん若い!○○さんひげ生えてる!などと、
職員さんたちの過去の姿にひとりニヤニヤしてしまうのですが、ふと気付いたことがありました。
AHIのやっていることって結果が数字としては現れにくいなーと。
AHIはお金を渡すわけでも、モノを渡すわけでもないです。
アジア各地の村や地域で活躍しそうなリーダーを探し、国際研修という中で日本のやり方を
押し付けるわけではなく、同じ研修生同士やAHI職員で共に考え、ネットワークを作り、共に成長していく。
これは数字では図れませんね…。
その研修生が村に帰り、健康保険制度を作ろうと奔走したり、女性の地位向上に向けて
村の仲間と立ち上がったり、貧困地域の衛生状態の改善に向けて政府に声を上げたり…。
日本に住む私からすると、あり得ない!信じられない!と思う環境を改善しようと
必死になって活動されている人たちを支援することはとっても大切なことだと思います。
だけど、これまた費用対効果が分かりにくい…。
でもワクチン何本渡しました、学校何校建てました、というよりもこの何十年スパンの人育てという
ミッションに挑むAHIを私は応援したいと思います。
普通こういった結果がわかりにくいものって、誰も手を付けたがらないと思うし…でも一番重要であると思う…。
あ、これは子育てと同じですね。
私も「お金もおもちゃもあなたには与えません。その代わり生きていく為の知恵を授けよう」なんて言ってみようかな。
知恵よりもゲーム買って!と言われそうだけど…。
(もちろんワクチンも学校建設ももちろんとっても大切なことだと思います。
でも先日、実際に学校建設に携わっておられる方が建てることよりもその後の運営、
経営や先生の確保などが大変だとおっしゃっていました。
何でも目に見えない部分のほうが重要なのかもしれません。)
 

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