自然と向き合うということ

これは梨の花です。実家の梨畑で10日ほど前に撮りました。

桜の満開の頃に咲き始めます。

バラ科で、梨畑の上から見ると、一面が真っ白に見えます。

 

昨年の春は暖かかったため、ほぼ桜と同時期に咲き、

雨も多かったせいか、結実するタイミングで黒星病が発生して、

実家だけではなく、県内の多くの地域が不作だったとのこと。

(AHIのアンネのバラも黒星病にやられました)

昨年は廃業を決めた梨農家も多かったらしいです。

元々高齢の農家さんが多いので、一つのきっかけになったようです。

 

なので、今年はその二の舞にならないよう、

母の緊張感はとても高いです。

 

雨が降ると「いいお湿り(おしめり)だね」と喜びます。

でも降り続くと「病気がでないといいけど」と心配します。

台風がくると「風が強くないといいけど」とテレビから目を離せません。

 

AHIにいつもお野菜を運んでくださるKさん、

草をそのままにする自然農法の話をしたら、

すぐに「チガヤはどうしたらいいの?」と聞かれました。

チガヤは地下茎が強くて、じゃがいもにも穴をあけるとのこと。

 

もう何年も野菜を作っていらしても、

それがAHIに山ほど運んでくださるほどの量だったとしても、

いろいろ悩み、試行錯誤を重ねながら、お野菜と向き合って

いらっしゃることを、あらためて思いました。

 

スーパーには本当に多種類のお野菜や果物が並びますが、

その一つ一つが、どなたかの努力の結果として、

そこにあることに、あらためて思い至りました。

 

昨年の不作をきっかけに初めて知ったのですが、

晩生梨と言われる新高(10月)や愛宕(11月)の花は早く咲き、

早生梨の幸水(8月)や豊水(9月)は、その後に咲くそうです。

おもしろいですねえ。

 

職員はさだ