寄席と、コロナと、スリランカと
過日、母や妹たちと長浜の街歩きをしていた時、
「落語 独演会」の張り紙を見つけました。
ちょっと肌寒くなってきたこともあり、
まだ入れるか尋ねたところ、「どうぞ」と言っていただきました。
桂華紋さんという落語家の独演会とのこと。
開演まで1時間というタイミングでしたが、
もうお一人、そこで待っている女性がいらっしゃいました。
華紋さんが会場に到着された時に、その女性が
「あ~、華紋さん!」と親しそうに手を振り、
華紋さんも「ああ、またいらしてくださったんですね」と
挨拶をされていました。
落語の世界にも「おっかけ」がいらっしゃるんだと思いつつ、
彼女に「よくご存じなんですね」とお声かけしたところ、
コロナで、寄席が開けなくなってから、
華紋さんが、毎朝7時に、ツイッター(だったかな)で生配信をするように
なってから、ファンになったとのこと。
自分たちのツイートも紹介してくれるので、
とても身近に感じるようになったとのこと。
それから、チャンスがあれば寄席にもくるようになったそうです。
こういうつながり方もあるんですね。
コロナで様々なことが余儀なく変化させられていますが、
いろいろなところで新しい在り方が模索されていますね。
会報2月号でご紹介する予定ですが、今年のオンライン国際研修の
参加者であるスリランカのアマさんが所属するマングローブ保全青年会で
国際研修で学んだことを伝えるための5日間の合宿を
同じく国際研修に参加したプラモさんと開催したとのこと。
その中でも、コロナ禍が収まっても、以前と同じ世界には
戻らないから、新しい取り組みをしなくては、と語られたそうです。
若い人たちの柔軟な発想に期待するところですが、
そういった新しさを受け入れるためにも、
私自身も柔軟でいなくては。
この独演会、「文泉堂」という古い趣のある建物で行われました。
控室が奥の間だったこともあり、
「高座までの花道がない」ということもネタになって、
2時間、思いっきり笑わせていただきました。
職員はさだ