個人のお困りごとを、みんなの課題に

この写真、何かというとゴムです。
きれいな青い色のカラーゴムです。
幅は3センチ。この一巻きで15メートルあるはず。
 
何に使うかというと、小学校の出前講座の
サリーの着付けの時の大人用です。
今週水曜日に、何人かのボランティアの皆さんによって、
100センチずつに切って、端をミシンで縫ってもらいます。
このゴムを腰にしっかり巻いて、そこにサリーを巻きつけていきます。
 
今までは、子ども用に切った70センチのゴムを大人も使っていました。
「70センチもあれば、十分じゃない?ゴムだし」と思った方、いますよね。
ゴムが伸びると言っても、端を蝶々結びにするのは、けっこう大変です。
それでも、今までは、私の体型のせいで締めると辛いのだと思っていました。
大人でも他の細いボランティアの皆さんは軽々とされているとばかり思っていました。
 
でも、サリーのあれこれを見直している中で、
大人用の長いゴムを用意しようという意見が出て、
ああ、他の皆さんも辛かったんだと、初めてわかったのです。
 
私たちの周囲には、これと同じように
「みんなが我慢していること」
「みんながちょっと困っていること」
いっぱいあるのでは、と思いました。
イヤとだけ言われても、困ってしまうかもしれませんが、
新しい提案として出されると、みんなの「良かった!」に
つながるかも。
 
職員はさだ