インド見聞録② はじめてのインド鉄道

 
ニューデリー駅からジャイプール駅まで、鉄道で移動しました。片道6時間。
 
同行してくれる地元NGOのスタッフ、ジュノーさんと、朝5時にニューデリー駅で待ち合わせ。
「駅は人でごった返していたら、ジュノーさんを見つけられないんじゃないかしら。
きょろきょろしているうちにスリやひったくりに遭ったりしないかしら」
映画でみたインドの駅のシーンを思い浮かべながら色いろ心配していたけど、
朝早かったためかそれほど混雑しておらず、無事ジュノーさんと落ち合い、ホームへ。
 
そこには列車を待つ人たちが地べたに座っていたり寝ていたり、
ホームの端からお尻を突き出して用を足している子どもがいたり。

 
AHIの出張中の宿泊や移動に際しては、安全性を考慮しつつも、経済的なものを利用します。
電車やバスでいえば、セカンド・クラス。
でも今回はワケあってAC付座席の車両を利用。
窓にはガラスが嵌められ、飲み物や食事が供されます。
周りの乗客の様子をうかがうと、どうやらそこそこ経済力のある人たちばかりのよう。
「居心地が悪いなぁ・・・
映画でみた、格子つきの窓の車両に乗りたかったなぁ・・・
騒がしいおしゃべりを耳にして、生活の匂いを嗅ぎたいなぁ・・・」
そんなことを思いながらも、乗車中はほとんど寝てました。
それもこれも、座席にクッションが入った、空調の効いた、快適で安全な環境のおかげ。
でも今度はやっぱりセカンド・クラスの列車に乗ってみよう。

職員 髙田