山野草のオークション

過日、AHIのボランティアの皆さんと

「ヤマアジサイ」が話題になりました。

一般的によく見る「西洋あじさい」と比べると

草丈も小さく、花もチラチラと咲いて、可憐です。

 

そこに数人の方がいらっしゃましたが、

「ヤマアジサイ」をご存じだったのはお一人のみで、

ああ、山野草はあまり知られていないのだなあと思ったのでした。

 

山野草の定義は曖昧なようで、野山に自生する観賞価値のある

草木とのことです。幸田町は山地もありますので、

山野草の栽培が盛んです。

 

7月、その山野草のオークションに母に連れられて参加しました。

幸田憩いの農園のオークションの会場であるテントは

人でいっぱいでしたが、過半数の人は出展者で、

オークションに参加されるのは母を含めて、数人でした。

 

「おいおい、これは安いよ。誰か買ってよ」

「俺が買って帰ると、かあちゃんから棺桶に一緒にいれると言われるしな」

 

そう、出展者もオークションのお世話人も皆さん人生の大先輩で

そろそろ、終活を考えないといけないお年頃です。

そうはいっても、世間で言われるよりは

ずいぶんお若いのですが、山野草は数日の入院でも

その間にどなたかが代わりに水やりをしてくださらないと

枯れてしまいます。

これまで大切に日々世話をしてこられた鉢物の先行きを思うと、

今のうちに引き取り手を探しておこうと思う心情は理解できます。

 

このオークションに参加する方が多くならないと、

山野草を栽培される方も減るばかりではないかと

ちょっと焦りました。

「幸田憩いの農園 山野草 オークション」で

検索してみたら、昨年私が書いたブログがトップに出てきました。

これでは、参加者は増えないですね。

 

幸田の憩いの農園は国道248号線沿いにあり、わかりやすいです。

オークションは毎月第三日曜日の九時半ごろから始まります。

皆さん、ぜひ遊びに来てください。

オークションという形態も楽しいですし、

お気に入りの一鉢と出会えます。

 

職員はさだ