コロナ禍の、偶然のたまもの

コロナ禍ゆえに、思わぬ出会いがありました。お相手はヒトではなく菩薩像。
 
20年ほど前から、心身のリフレッシュのために、繰り返し訪れている場所があります。
AHIから車で一時間ちょっと、岐阜県多治見市にある臨済宗の古刹・虎渓山永保寺です。
 
このお寺は、国宝をはじめとする貴重な文化財をいくつも有しています。
普段、一般の参拝者は建物内に入ることはできませんが、
ここには国の名勝に指定されている、とてもとても美しい庭園があります。
庭を散策し、古色蒼然とした建物を眺めるだけで心があらわれます。
 
コロナ第3波への警戒が高まり始めた今週初め、癒しを求めて永保寺を訪れました。
 
この日は市内の中学生も訪れていました。
二泊三日の広島への修学旅行が中止となり、
その代わりとして行った、地元の歴史・文化を知る一日修学旅行です。
 
裏参道から坂道を下ってきた中学生たちは、
真っ赤なもみじ、黄金色の大銀杏(樹齢700年!)をみて、歓声をあげていました。
そして彼らのために、
本来は一年に一度、3月15日にしか公開されない観音堂が特別に開かれました。
 
コロナ禍で色いろなことが制限されて、変更を余儀なくされているけど、
若い人たちが地域の宝もの再発見する機会ができたことは、いいことですよね。
そして、地域に対する愛情や誇りをもってもらいたいと思います。
 
そして、私も思いがけずおこぼれを頂戴しました。
堂の外からですが、貴重な観音像を拝むことができました。
 
実は「今日、永保寺に行っておかないとぜったい後悔する!」って気がしたんです。
また外出を控えなければならなくなるかもしれないと思ってのことだったんですけど、
きっと観音さまが「会いにいらっしゃいな!」と、呼んで下さったんですね。
 
それに、今年の紅葉は特別だそうです。
例年はもみじが散るころに大銀杏が紅葉の盛りを迎えるのだけど、
今年はもみじと大銀杏が一緒に紅葉しています。
 
ほんとうに、心身をリフレッシュすることができました。
 
職員 髙田