スリランカの危機

昨夜から色いろな国際ニュースが報じられています。

ロシアのプーチン大統領による戦勝記念日の演説、

フィリピンの大統領・副大統領選挙、

韓国の新大統領就任、

そしてスリランカのマヒンダ・ラジャパクサ首相の辞任。

深刻な経済危機が続くスリランカでは、

この数か月間、反政府デモが平和的に続けられてきましたが、

ついに反政府の市民と、ラジャパクサ一族の支持者が衝突。

与党議員一人を含む死者が出たり、

ラジャパクサ一族や与党議員らの住まいへに火がつけられました。

 

数か月間、経済危機を招いた政府に対する平和的なデモが行われていましたが、

これから違う局面に入っていくのでしょうか・・・。

 

4月初めにビデオ通話で話した、スリランカの元研修生はこんな風に言っていました。

「貧しい人たちの生活はどうにもならなくなっている。

それなのに富裕層はそれなりの暮らしを続けていて、ラジャパクサ政権は何もしない。

どんなに遅くとも5月末までに、政府がどうやって状況を改善するつもりかを示して、

動き始めないと、私たちの国は壊れてしまう。」

ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が辞任したとしても、誰がこの状況に対応できるのか・・・。

ともあれ、暴力の応酬になることだけは避けてほしいと思います。

 

職員 髙田