四半世紀以上ぶりの来館者

1988年から2000年くらいまでAHIでは「高校生のためのアジア講座」や「高校生のためのスタディツアー」を実施していました。そこでは多くの高校生が活動し、今では様々な人生を送っています。
そのうちの一人、村瀬さんが四世紀ぶりにAHIを訪問してくれました。村瀬さんはアジア講座もスタディツアーにも参加してくれ、その後、愛知県の大学を経て、関西学院大学神学部で学び、現在は同大学の准教授として活躍しています。他の宗教、文化、思想とキリスト教の関係や交流に関して、研究、教育を進めています。
今の職業につこうと思ったきっかけは、高校生のときのAHIでの活動だったそうです。当時、この二つの高校生活動を担当していた私としても、とてもうれしい再会でした。私が高校生活動を始めた理由は、まだ、柔軟で方向性がきまっていない時代に、アジアと出会うことが重要であると考えて始めました。彼もまた高校時代のAHIの経験がヒントとなって歩み出した人のうちの一人でした。
村瀬さんのもとでまた、新たに若者が新しい人生を選び取ることを期待しています。
写真は村瀬さんと初代、マレーシアスタディツアー担当者と2代目担当者と一緒に (TN)