宗教間対話を通して災害に備え平和をつくりだす

7月1日に名古屋キリスト教協議会総会とAHIとの交流懇談会がAHIでありました。名古屋キリスト教協議会はAHI設立前夜から、AHIのことを支援し、また、その後はAHIも長く書記として関わってきた教派を超えたネットワークです。愛知県の様々なプロテスタントの教会と金城学院、名古屋学院、名古屋柳城短期大学というキリスト教主義の学校、名古屋キリスト教社会館、名古屋YMCA,名古屋YWCA、さふらん会、AHIがそのメンバーです。今回は金城学院大学の方も含め総勢16名の参加でした。
AHIとの交流懇談会では林さんの説明のあと、おひとりの方から「AHIは現地法人はあるのか?」との質問がありました。これに対し林さんから「AHIは現地事務所をもたず、研修生たちの団体を協力団体として協働することを特徴としている」と答えました。
その後もたれた総会の協議の中では、特に以下の点が話しあわれました。
この地域が震災に襲われたときに備えて東海キリスト者災害ネットという教派を超えた情報共有と助け合いの活動を本格的に開始すること、現在、カトリックがこの協議会に入っていないが、今後、カトリックもこのネットワークに入ってもらうことを検討することとしました。
これに関し、アメリカに長く宣教師として勤められていた参加者の方によると、アメリカでは9.11以降、いろんな都市でこのような超教派、超宗教のつどいがあり、そこにはユダヤ教や仏教やイスラム教の指導者も参加しているとのことでした。
名古屋でも3.11集会が今年も行われました。そこでもカトリックが中心でしたが、プロテスタント、仏教、神道の方が参加して共に祈りあいました。
アジアにおいても平和の取り組みの一環として多くの研修生のNGOもこのような宗教対話を進めています。
AHIも名古屋キリスト教協議会というネットワークを通して平和づくりに貢献したいものです。