誰と一緒に取り組む?

研修生たちは、昨日に引き続き今後の活動計画を発表しました。
ちょっと遡って、一昨日、この研修で学んだことの総おさらいをしました。
その導入で用いた、
「地域で誰とつながりをもつか」を考えるワークの写真を紹介します。

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カンボジアのレアさんが「子宮脱の病気に苦しむ女性」の役になり、
まず最初に相談する相手に糸を渡します。
渡された「村診療所の職員」は手に負えず、「地方行政職員(病院)」
に糸を送りますが、状況が分からない職員は、地元の「NGO」に情報を求め・・・
という風に、他にも「住民組織リーダー」や「メディア」や「宗教のリーダー」など
様々な関係者に糸が渡りますが、なかなか解決に至らず、
糸は途中でなくなってしまいます。
 
ある人は何重にも糸を持っていますが、
ある人(例えば「障がい者」↓ や「若者)は、一度も糸がまわってきませんでした。
つまり、関係者として、意識されにくい人たちです。

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その後、これまでの研修で学んだことを思い出しながら、
実際の現場では、誰と一緒にこの問題を解決に導くことができるか、話し合いました。
自分の地域の状況に照らしつつ、今まで地域の近くにいたのに、関係を持たなかった相手と、
今後、つながりをつくれるかもしれない。
また、今まで一方的な関係だったのを、相互に支えあう関係に変えていけるかもしれない・・・。
そんなことを、このワークを通じてみんなで気づくことができました。
 
職員 大熊