若手職員・役員対象フィリピン現地訪問研修 報告。その①

2026年3月2日~7日まで、若手職員・役員対象フィリピン現地訪問研修がありました。
AHIの新人職員として感じたことをご報告します。(木村)
■受入・訪問団体
ダバオ医科大学付属プライマリヘルスケア研修所(IPHC) (AHIの40年来のパートナー団体)
■目的・概要
元研修生および現地パートナー団体による住民主体のまちづくりの実践から、AHIの理念や活動への理解を深める
■行程
3月2日:名古屋からフィリピンのマニラ、マニラからダバオへ移動
3月3日:ニューコレリア、ニューボホール訪問。AHIの元研修生たちや地域住民の方々に会う
3月4日:マリログ訪問、女性組合の方々に会う。夜は女性組合の方の家でホームステイ。
3月5日:マリログ訪問の続き、IPHCのスタッフと振り返り
3月6日:AM 国際研修2025参加者、フィリピンのナズさんのアテンドで、ミンダナオ移住者エンパワメントアクションセンターを訪問。国際研修2026の案内を行う。夜、ダバオからマニラへ移動。
3月7日:マニラから名古屋へ到着。

今回の研修では、AHIの国際研修に参加したことのある、多くの元研修生や、参加型の住民グループづくりをしている人たちに会いました。
今から27年前に、ニューコレリア町でIPHCと行政、AHIも協働して行っていたまちづくり事業では、参加型の住民主体で進めていました。それがいったいどれくらい今も根付いているのか、住民主体の活動を持続的にするために、どうしているのかなど質問しましたが、集まってくださった人たちからは、そのどれにもしっかり返答がありました。
私が特に印象に残っているのは、「必ず仲間を作ってプロジェクトを進めること」「メンバーの関わりを強めること」です。
AHIも健康な社会に向けて仲間をつくり、その関わりが強くしなやかに繋がっていくことを意識していると思います。
そしてその仲間づくりやメンバーとの関わりを強めることの難しさも、私が仕事していて感じる難しさと共通していました。フィリピンと日本をあちらとこちら、に分けるのではなく、ともに悩んで考えることができると改めて感じました。
そんな機会を今後模索していき、お互いに近しく思える社会に貢献していけたらと思います。

(写真は、バリテ女性組合での会合の様子)
マリログでは、クイマソグ保健センターで村の保健ワーカーの方に話を聞いたり、3つの女性組合の方々と会合をしました。
そこで印象に残り、AHIと共通するなと思った話があります。
女性組合に参加するのはなぜかと聞いた時に、一人の方が、「学びたいから」と答えてくれました。
その方は今も村の防災についてや、子どもたちへの性的虐待について学んでいます。
自身を成長させたいという欲求、そして学んだことを地域へ還元することで貢献していきたいというのは、「学び合う」ことをモットーにしているAHIにとても共感を覚えました。
日本にも、自身を成長させるために「学びたい」という人たちはたくさんいると思うので、AHIがいろんな人にとって学べる場であること、そういう場を作っていくことは改めて自分の職務の1つであるなと確認しました。
また、多くの人に知ってもらうための広報も大事ですが、クロスワという女性組合の会合に参加した際に、自分たちの活動を「見える」形で知らせ、人が集まるようにしている、という話を聞きました。
確かに、見えないと始まらないなと思いました。
どういう形ができるかは、今後探っていく必要がありますが、人の目に留まることはやっぱり大事だなと再認識しました。
青空教室ならぬ、青空初めて始めて講座なんてものもありかも!?なんて。
今回貴重な研修に参加させていただき、本当にありがとうございました。
この経験を来年度に活かしていきたいと思います。

(写真は、ホームステイする日の夕食の買い出しをIPHCのスタッフと一緒に行ったときの様子)
(職員:木村)

