穏やかに、確かに変化を起こす - インドのラジさんのこと(2)

前回のクイズ。この中にはいっている茶色のものは何でしょう??

 

 

 

 

 

こたえはハチミツ。インド南部タミル・ナドゥ州クリシュナギリ県に住むラジさんたちイルラの人たち約150人が出資して、森の産物を加工・販売する共同会社を立ち上げ、去年7月行政からの許可を得ました。ハチミツは、主要産品のひとつ。

3年前の4月オンラインの向うで、ラジさんはこんなふうに話していました。「みんなできることなら出稼ぎなんかに行かないで、村で暮らしていきたいと思っている」「森の産物を(仲買人に売るのではなく)自分たちで加工・販売したら今より収入が増える」「行政が公共事業に村の住民を雇ったら、インフラ整備と雇用創出になる」「行政の制度を利用できずに困窮している人があれば、役所に掛け合う。そうすることでその人を助けるだけでなく、行政が現状を把握すれば本来の仕事の基盤になる」ラジさんの頭の中では、地域づくりのいろんな要素が詰まっているようでした。

それら一つ一つが形になってきています。

でも、この地域に根差した自分たちの暮らしを手に入れるまでには、いくつかの闘いも経なければなりませんでした。ぜひ3年前のブログもご覧下さい。

https://ahi-japan.jp/archives/12251

職員 はやしかぐみ

↓は、加工・販売会社の事務所