必要なところへ必要なものを

年明け早々に起きた能登半島の地震から2週間が過ぎました。寒さと雪の中、関係者の尽力による復旧の過程とともに犠牲になった方たちも増え、今は少しでも早く暖かく落ち着ける環境が整えられるよう願うばかりです。

この2枚の写真は、2014年スリランカでのもの。スリランカでも、2004年のスマトラ沖地震・津波によって大きな被害が起こりました。国際機関や各国の政府やNGOから大規模に支援がはいりました。(2枚目の写真は、日本からのものです)

でも必要なものを必要な人には、大きな被害と混乱の中、簡単なことではありません。漁民ではない人に舟や網が提供されたりとニーズとのミスマッチも見られたそうです。(そのとき訪問した元研修生の団体には、人びとのニーズに即した支援の仲介をしたということで支援団体からの感謝状が置いてありました)

東日本大震災のとき、発災後しばらくしたころ、支援として届けた中でお花が喜ばれたと聞いたことがあります。必要なものは言うに及ばず、当事者の人たちへの想像力を伴った支援の大切さを思います。

職員 はやしかぐみ