北部インドでの研修始まる

インド北部、ラジャスタン州で10日間の研修が10月4日始まりました。これは、2019年の国際研修に参加したチャヤさんとAHIスタッフとの2年ほどのやりとりの末、構想が固まっていったものです。タイトルは、Building Health Equities to Meet Public Health Challenges Through Community Engagement 住民参加を通して健康格差をなくし、保健状況を改善する というもの。NGO若手リーダー育成をねらいにしています。

チャヤさんがこれを発案したそもそもの動機は、「参加型研修をやろう!」でした。彼女がAHIの国際研修で得たことは、「参加者自身が研修を自分のものにする」ことの大事さ。参加者が自分で考え、自分で決める。その中でその人自身の問題意識が掘り起こされるということです。

チャヤさんが帰国後に取り組んだのは、保健ボランティアさん対象の研修や会合の内容、持ち方を見直しました。参加者自身が自分の思うところや自分の経験をあらためて思い起こす中から、問題意識が明確になる。そうなってこそ、その人の本気が出てくる・・・・という体験を自分自身が持ったチャヤさんは、研修をもっと参加者が自由に、彼らから出てくるものから展開するようにと変えました。

昨日から始まった研修は、こういうチャヤさんにとっての新たな挑戦です。

1日目の内容は、下記にレポートされています(英文)。ご関心ある方はぜひご覧ください。

 

職員 はやしかぐみ