この子は近くにいるかもしれない

この子?この人?の腕で支え切れないほど大きくて重い岩。
スリランカの元研修生のシスターが見せてくれた絵。
最近多くジェンダー関連の報道がされたり、声を上げる動きがある。
ふとこの絵を思い出して以前のファイルから探してみた。たしか
この絵を使って彼女が啓発活動をしていたのは30年近く前のこと。
彼女自身、シスターとして修道院の外に出て積極的に社会運動
に関わろうとしたとき、強い信念だけでなく、大きな勇気も
必要だったろう。
私が社会に出たとき初めての職場は、四大卒業の
女性を採用するのが初めての会社だった。「女の子」
の仕事は決まっていたが、だんだん慣れるに従い、他のことに
挑戦させてもらった。幸せな社会人生活の始まりだった。
その後AHIに入職。女性の多い中で働いてきた。この間
「ジェンダー」(社会的性差)という言葉はある程度定着した。
私の中ではどうだろうか?「ジェンダー」を意識することで
社会を見る目は広くなっただろうか?
この絵のような状況にある人たちへの想像力を働かせてきただろうか。
職員 はやしかぐみ