元研修生の変化 ハシャムさんとリハンさん パキスタン
先週は元研修生とのオンライン会議が続きました。
その一つが2021年度と2022年度の国際研修参加者との会議。
パキスタンのハシャムさんと顔を合わせるのは1年ちょっとぶりだったのですが、
驚くほどコミュニケーション力がアップしていました。
ハシャムさんは若者グループのリーダー。
2022年に、NGOスタッフのリハンさんと一緒に国際研修に参加しました。
その時は話の要点がまとまらなかったり、一方的に話しをする感じでしたが、
先週の会議では、他の人の言葉にしっかりと耳をかたむけて要点を掴んだうえで、
自分の意見を端的に述べていました。
緊張している人に話しかけて、気持ちを落ち着かせたりもしていました。
ハシャムさんとリハンさんの研修での一番の学びは「安心感のある関係づくり」。
活動をするためには、若者グループのメンバー間に、NGOのスタッフ間に、
そして若者グループとNGOの間に「安心感のある関係」が不可欠であること。
そういう関係をつくるために、
お互いに意見をちゃんときき合うことが大切であることに気づきました。
そして、日々の活動においても「ちゃんと聞き合う」ようにしていくと言っていました。
そしてハシャムさんとリハンさんは本当に、話しの要点が分からなければ確認する、
質問の答えが物足りなければ、質問を重ねる といったことを、実践し続けてきたんですね。
「研修に参加したのは2021年だったけど、私の研修はその後もずっと続いている」
とリハンさんは胸を張って言いました。それをきいたハシャムさんは
「リハンさんは本当によく質問をするようになった。
あまりにたくさん質問するから、みんな嫌がってるよ(笑)」と言いました。
でもハシャムさんは、それをちゃんと受けて止めて答えてきたからこそ、
コミュニケーション・スキルが磨かれたんですね!
職員 髙田