「平和の礎」の名前を読み上げる
「平和の礎(いしじ)」、1995年に戦後50年を記念して、
沖縄県糸満市に県が建立したものです。
この碑の画期的なところは、沖縄戦で亡くなられたすべての人、
国も地域も、軍人か民間かも超えて、その名前が刻まれていることです。
この平和の礎に刻まれた24万1632人のお一人おひとりの
お名前を、6月23日の沖縄慰霊の日の前に読み上げようという
壮大な営みが進みつつあります。
12日に記念式をもって始められ、毎日午前5時から深夜3時まで
沖縄と東京、そして全国各地から、一人ずつのお名前が読み上げられます。
深夜はニューヨークから、英米出身の兵士の名前が読み上げられます。
コロナで様々な記念式典が縮小される中、戦争の記憶をもう一度呼び起こそうと
企画されました。
いろんな新聞でも取り上げられています。
1500人の方が読み上げに関わるとのこと。
実は、この企画の中心のお一人が友人であることから、私も
明日の深夜、山梨県の皆さんの名簿を読み上げさせていただく
ことになっています。
もう30年近く前、AHIの職員で沖縄研修に行った時、
南風原文化センターで、戦争で亡くなられた方の人数分の写真が展示してあり、
ともすれば数字で語られることが多くなる、そのお一人おひとりに
確かに人生があり、喜びも悲しみもあったことが、身に迫って感じらたことを
思い出しました。
自然が豊かで、きっと穏やかな暮らしがあったであろう山梨から、
沖縄に行き、そこで最期を迎えた皆さんのことに思いを馳せながら
心を込めて、551人のお名前を読み上げさせていただこうと
思います。緊張しますね。
ご関心のある方はこちらにどうぞ。
現在、読み上げをしているzoomも、
その様子を録画したyou-tubeも紹介されています。
職員はさだ