押富俊恵さんと「ごちゃまぜ」、それを研修生たちにつないでいくこと。

AHIの研修生にお話しをしてくださったこともある、障害当事者ワーカーであり当事者セラピストの押富俊恵さんが、4/23に息を引き取られました。

障害を持つ人も持たない人も、高齢者も子どもも、国籍や性別の違いも有無も関係なく、いろんな人が集う、だからこそ生き生きと楽しい場が生まれる。そこから、自分が、周りの人が、行政が、地域が変わっていく。その「ごちゃまぜ」イズムを、押富さんそのままの体と声で、しずかにでも強く、研修生に伝えてくださいました。あの時間が持てたことを、改めて、心より、心より、感謝したいと思います。
短い人生の中であの時間を割いてくださったことが、いかに貴重ですばらしいことだったのか、受けてくださった押富さんの思いの大きさを、いまさらながらに思い、自分の想像力・理解力の浅さを情けなく思う限りです。

誰もが力があり、地域づくりの対象ではなく主体になれる。そうあるために違う者同士が支え合う。その時の当事者目線の大切さ。
押富さんが命をかけたそのメッセージは、
自分はどうあるべきか、何ができるか、という研修生ひとりひとりの自分へのチャレンジとなって、
これからも、繰り返し問われ続けていくことでしょう。
AHIもまた、その問いによりそい、共に議論し続けていくことを、再度お約束したいと思います。それが、情けなさでいっぱいの今の私の、押富さんにお返しできることの一つです。
そうして、押富さんと話し、約束していたことのひとつひとつを、しっかりと果たして行きたいと思います。
*写真は2018年、研修生とのセッションの時のものです。



職員 清水