名古屋市 幼稚園の日照裁判

ここ数日、愛知県は春のやわらかな陽ざしにつつまれています。
昨日、3月30日は、名古屋市内にある幼稚園の日照をめぐる裁判の判決の日でした。
 
2016年、幼稚園の隣にマンションを建設する計画が持ち上がり、
子どもたちの生活環境を守るために、
園の関係者は何とかマンション建設を止めようと、
不動産会社と協議し(ようとし)たり、行政に相談したり、奔走してきました。
ついには2018年夏に裁判を起こしましたが、その年末にマンションは完成。
それから数年を経て、昨日、2021年3月30日に判決がでました。
それは「条例が求める協議が不十分」という判決でした。
また「園を運営する名古屋教会が、牧師館を撤去しなければ、
日照阻害は受忍限度をこえたいた」として、
園側が求めた賠償請求の一部を認めました。
 
AHIと名古屋教会は長いおつきあいですから、
私たち職員も当初からこの問題に関心をもち、
子どもたちの健やかな成長を願って、園を応援してきました。
 
賠償請求の一部が認められたとはいえ、
マンションはそこにあり続けるので、
子どもたちのおひさまを取り戻すことはできませんが、
それでも多少なりとも救いを感じられる判決であったと思います。
 
詳細は朝日新聞デジタルをご覧ください。

名古屋の幼稚園、日照権で一部勝訴 元園児ら喜び 愛知 [愛知県]:朝日新聞デジタル

 半分勝った――。30日、名古屋教会幼稚園(名古屋市中区)南側のマンション建設をめぐる損害賠償請求訴訟の名古屋地裁判決。法廷後の集会で弁護士が切り出すと、わっと拍…

 
また、3月22日の名古屋教会のブログに
「名古屋教会幼稚園『おひさまを守る会』裁判までの経緯がまとめられています。
ご関心のある方は、こちらもどうぞ。

名古屋教会幼稚園「おひさまを守る会」裁判までの経緯 | 日本キリスト教団 名古屋教会

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職員 髙田