SDGs報告書2021: コロナの影響で平均スコアは初めて低下。日本は18位。

SDGs(持続可能な開発目標)とは2015年9月に国連で採択された世界共通の目標です。地球上の「誰も取り残さない」ことをスローガンに掲げています。
17の目標と169のターゲットから成り、貧困削減やジェンダー平等、陸や海の生態系保全、再生可能エネルギーの推進、気候変動対策など、2030年までに世界の課題を解決することを目指しています。
その国別の達成度を、毎年、目標別にスコア化しグラフで掲載している報告書があります。リューション・ネットワーク(SDSN)と独ベルテルスマン財団による「Sustainable Development Report(SDGs報告書)」です。
その2021版(2020年度の達成状況)が6月14日に発行されました。
日本は年々順序を下げて18位。日本は教育や公衆衛生のスコアが高い一方で、ジェンダー平等や気候変動対策、陸資源保全などについて課題があると評価されています。
また、新型コロナウィルス拡大の影響で、失業などによる貧困率が世界的に上昇。SDGsが採択された2015年以降初めて世界の平均スコアが前年より低下しました。
同報告書は、「すべての政府の最優先事項は、非医学的介入とワクチンへのアクセスを確保し、パンデミックを抑制しなければならない。パンデミックが続く限り、持続可能な開発と経済回復はありえない」と指摘しています。
グラフを見るだけでも興味深いです。ぜひいちど。
ダウンロードはこちらから:  https://www.unsdsn.org/sdg-index-and-monitoring

Sustainable Development Report 2021:The Decade of Action for the Sustainable Development Goals

The Sustainable Development Report 2021 presents the SDG Index and Dashboards for all UN member states, outlines the short-term impacts of COVID-19 on the SDGs, and describes how the SDGs can frame the recovery. It was prepared by teams of independent experts at the Sustainable Development Solutions Network (SDSN) and the Bertelsmann Stiftung.
Free Download from herehttps://www.unsdsn.org/sdg-index-and-monitoring

職員 清水