NGOによる外務省への「日本政府のUNRWA資金拠出一時停止撤回」を求める要請文に賛同しました
2024年1月29日、日本政府は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への追加拠出金を一時停止することを発表しました。当機関の現地職員の複数名がイスラエル側への攻撃に関与したとされる問題を受け、米国や欧米諸国に追随する形で行われた決定です。この決定の即時撤回を求め、日本の7NGOが合同で、外務大臣あての要請文を1月31日に提出しました。AHIも賛同しました。
要請文では、UNRWAは自身も人的物的に多くの犠牲を出しながらパレスチナ難民支援の中核を担ってきた組織であることにふれ、「UNRWAはガザの人びとにとって最後の命の砦であり、資金提供を停止することはすでに危機的状況に置かれたガザの人びとの命を奪うことに等しい行為」であり「3万人の職員のうち一部の個人の関与を理由に、ガザの人びと全体に対する人道支援継続を危機に陥れることは、国際法違反の集団的懲罰に該当する可能性がある」と述べています。
命を最優先に日本政府が判断することを、AHIも求めます。
*要請文全文 https://www.ngo-jvc.net/activity/advocacy/20240131_gazastatement.html
事務局長 清水香子