私だって勉強したい!!応援プロジェクト

(茶農園の教育プロジェクト)

背景

負のスパイラルから抜け出せない子供たち

スリランカ南部 キャンディ地域の紅茶プランテーションで働く人の多くは、植民地時代に南インドから連れてこられたタミル人の子孫です。

彼らは貧困や劣悪な住環境での生活を強いられており、そこから脱出するためには、高等教育への進学や新たな就職先を得る必要があります。

そのためにはスリランカで高等教育への進学・就職に必要不可欠となっている、スリランカ全国共通試験(日本のセンター試験のようなもの)に合格することが必要です。

しかし、教師の数・質の不足両親の教育への理解不足など様々な要因があいまって、合格率は他地域に比べ低く、なかなか負のスパイラルから抜け出すことが難しいのが現状です。

ビジョン(目指すところ)

教育支援を通じて、貧困の負のスパイラルから抜け出し、彼ら彼女らが自分の未来を自分たちで選択できるよう支援する。

ミッション(使命)

地域ぐるみで教育環境を整え、子ども達が受けられる教育の機会・質を増やす。

活動(事業)内容

紅茶プランテーション地域のプロジェクト対象6校でのスリランカ全国共通試験の合格者をひとりでも多く増やす。

具体的には・・・

子供に対して>>>試験での主要科目(数学、英語、科学)を中心とした補習授業の開催
教師に対して>>>意識改善、質の向上のためのセミナー、会合
両親に対して>>>子どもの教育への理解、協力を促進するセミナー会合
地域に対して>>>関係者委員会(学校改善委員会:日本でいうPTAのようなもの)の活動活発化

活動メンバー

AHI元研修生が所属するNGO3団体がチームを組み、それぞれが担当校で同様の活動を行っています。
各団体は、定期的に評価し合い、経験共有することで、互いの活動を改善しています。


   

現地協力団体

・HDO
・SATYODAYA

支援者

この活動は、AHIの会員の皆様の会費や寄付に加え、エルセラーン1%クラブの皆様からの指定寄付をいただき活動を進めています。

支援者の皆様よりメッセージ
  1. エルセラーン1%クラブは、貧困や差別によって教育を受ける機会に恵まれない子ども達のために、海外での教育支援活動と取り組んでいます。
  2. ボランティアのめざすところは世界平和ですが、これには貧困と教育不足の悪循環を断ち切ることが求められています。
  3. 学校建設をはじめ、フリースクール、奨学金制度や図書活動を中心に教育支援活動をしていますが、AHIの協力で展開している
  4. スリランカの茶農園プロジェクトもそのひとつです。エルセラーン1%クラブ代表の石橋勝エルセラーン化粧品社長も、かつてキャンディを訪れ、
  5. 茶農園エリアの人たちの生活ぶりを見ているだけに、このプロジェクトの成果に期待しています。
  6. (エルセラーン 岩見浩史)

AHIの役割

AHIは活動そのもの及び、元研修生NGO3団体のチームとしての協力体制がすすむよう必要な助言、働きかけを行っています。
またプロジェクト資金支援ドナーへの活動報告などを行っています。

紅茶プランテーションとは??

大土地所有によって、単一作物を栽培する農園です。
スリランカでは、イギリス植民地時代に作られ、今でもその名残が色濃く残っています。日給制で、低賃金。ラインルームと呼ばれる劣悪な住環境に住む人が多く、
そこに住む人々は植民地時代に南インドから労働力として連れてこられたタミル人の子孫です。スリランカ国内でも、社会的経済的に隔離された場所で多くの課題を抱えています。