国際研修とは

研修では、AHIの会館で合宿をしながら、それぞれの持つ課題を明確にし、活動地域での健康づくりの経験や課題を共有します。
アジア各国で活動を行っているNGOや行政の職員、また住民自身による自立を目指し、組織された住民組織で活動する人たちが集まります。研修の最終週には、具体的な活動計画を立て、それぞれの活動の場へ戻り実行します。

研修の流れ *2017年より6週間プログラムになっています。

AHI会報誌「アジアの健康」2014年2月号より抜粋

国際研修のキーポイント

なぜ研修生にとって国際研修が必要なのか?

●多様性は、学びの場において非常に重要な要素です。いろいろな国や地域から来る、宗教や文化が違う人たちがともに過ごし学ぶ時間は、研修生たちにとっての財産ともなります。
●活動を行う上で、それぞれに課題を抱え壁にぶつかることがあります。
自らの課題に対する解決方法を、様々な経験やアイデアを持つ仲間との学び合いを通じ自ら導き出すことで、現地での活動に広がりや深みをもたせることができます。
●現場の経験だけでは視野が狭まり客観的に物事を見ることができなくなることがあります。
一体世界でなにが起こっているのか?それはなぜか?などの最新の情報や、それらの事象と自分たちの活動との関連は?などを学び、実際の活動に役立てます。

国際研修を通じてAHIが目指しているものはなにか?

●研修を通じて、アジアで活動している人々と出会い繋がって信頼関係を築き、同じビジョンをもつ仲間として、対等なパートナーとして連帯する(協働を始める)ことを目指しています。
また、一方的な関係ではなく研修生とも教える・教えられる関係を築きたいと思っています。
●研修生は、現地でリーダーとしての役割を担います。モノも仕組みも動かしていくのは人です。
国際研修で得た学びは、その人だけのものでなく、現地で支援を必要とするすべての人へと繋がっていきます。
国際研修では、そのことを常に頭において全てのカリキュラムが組まれています。

なぜ参加型なのか?

●私たちは、参加型社会・参加型の地域・保健開発を目指しています。
私たちが考える参加型社会とは、一番弱い立場にある人たち全てが参加するものです。そのため、そのような社会の構築を目指し現場で活動を行う上では、参加型社会で求められるリーダーとしての考え方、ふるまい、知識、態度、価値観、スキルが必要とされます。
研修はもちろんのこと合宿生活やボランティアをしてくれる日本人との関わり等も含め様々な場面で参加型であることを徹底的に体感し、自らの体験を通じて「参加型とは?」ということを獲得していきます。
● どんな研修でも、本人自身が”学びたい” ”学ぼう”と思うことが大きな効果を生みます。
● なぜ?なにを?どう学ぶか?というところから、その場にいる全ての人が考え、参加し、また学びあうことが大切だと考えています。

実績

研修参加者総数 約1,000人(1979年~2020年)
主な研修参加者出身国 インド、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、ネパール、パキスタン、バングラディシュ、ブータン、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス

近年の国際研修参加者たち

2017年
2018年
2019年

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