私が出会ったダリットの人たち ③

今日、名古屋はぐっと冷え込みました。
AHI巡回交流会の講師、カリさんは中部国際空港からAHIに向かっている途中。
急な気候の変化に体調を崩さないか、心配です。
 
さて、10月末から不定期で掲載してきた「私が出会ったダリットの人たち」もこれで最後。
今日ご紹介するのは、講師のカリさん。
 
カリさんはインド南部、タミルナドゥ州のダリットの家庭の8番目の子として生まれました。
ダリットであるがゆえの理不尽な経験をしながらも、勉学に励み、大学を卒業しました。
その後に勤めたNGOで出会った高カーストの女性と結婚しました。
お互いの家族が長い時間をかけて話し合った末、ようやく結婚に至ったそうです。
 
今、カリさん一家が暮らすのは、新しくつくられた住宅地です。
お互いの家族の同意を得て結婚が叶っても、近所に暮らす人たちが保守的だと、
その地域で暮らしていくのは大変です。
でも新しくつくられた住宅地は、農村に比べて近所づきあいが薄いので、
暮らしやすいのだそうです。
しかし、専業主婦として一日中家にいる奥さんは、ちょっと寂しいかもしれませんね。

ヒンドゥー教徒の家庭の女性の日課、玄関前に「コーラム」を描く、カリさんの妻



 
 
 
 
 
 
 
NGOとしての経験だけでなく、カリさんのパーソナルストーリーからも、
色いろな気づきや学びがあることでしょう。どうぞお近くの会場へ!

http://ahi-japan.jp/press/001/

 
職員Y