フィリピン研修生ナズさんとスポーツクラブのこどもたち

2025年の研修生ナズさんは、ミンダナオ島ダバオで、さまざまな困難を抱える子どもたちを対象に活動しています。その一つがスポーツクラブ。学校にいけない、大人から心身の暴力をうけて家にも居場所がない、ごはんもちゃんと食べられない。そんな状況から、心の傷、孤独や劣等感を抱えている、そういった子どもたちが、毎朝、学校のグラウンドに集まって、サッカーを練習しています。そのあとは、みんなで朝ごはんをたべるところまでが活動です。

ナズさん(右)とスポーツクラブの子どもたち

サッカーを教えるのはボランティアの大学生たちです。また、以前スポーツクラブのメンバーで、今は成長した若者たちも、ボランティアとして運営を支えます。そして、子どもたちの様子を見守り、声をかけ相談にのったり。深刻な問題や専門的なケアが必要な場合は、ナズさんに報告したりしています。

子どもたちはスポーツを通して健康になるだけではなく、友人をつくり、大人への信頼をとりもどし、自分は大切にされている、力があると感じる場にもなっています。

けれども以前、こんなことがあったそう。ある時、ナズさんが久しぶりにその活動に行ってみると、子どもたちはサッカーをせず、ただ集まって話しているだけ。というのも、以前、使っていたボールが次々破れてしまい、一つだけ残っていたボールもとうとうだめに。ですが、新たなボールを買う予算はありませんでした。

あわてて、ナズさんが寄付先をつのり、何とか数個購入したとのこと。ですが、「またいつ壊れてしまうか、と思うと・・・」とつぶやくナズさん。

そんなナズさんの心配をよそに、子どもたちは、限られたボールを順番に使い、笑顔いっぱいで練習していました。

そんな子どもたちのスポーツクラブを応援したい!という方に朗報です!!

中部大学で教員をされている古澤礼太さんのご活動「世界中にサッカーボールの雨を降らせよう」。

これは、サッカーワールドカップの開催年に行っている活動で、世界中の子どもたちがサッカーを楽しめることを願って始まりました。各ボールにつき11人の寄付者(一人1000円)を集めて、ボールを買って贈ろう、というものです。

その送付先(10の国・地域)のひとつに、ナズさんが支援する、子どもたちのスポーツクラブもいれていただくことになりました。

現在、下記の方々を募集されています。

1.近々、海外に行く人で、ボールを持参して子どもたちに渡してくれる方

*ナズさんの場合は、ダバオでナズさんに渡していただき、ナズさんから子どもたちに渡していただく、という形かと思います。

2.友達を11人集めてチームを結成し、一人1000円を出して(計11000円)ボールを買って贈ってくださる方

*チームは作れないけど個人的に寄付はできるよ、という方もOKだそうです。その場合は古澤さんにご寄付を託します。

ダバオにいってナズさんにボール渡せるよ、チームつくるよ、チームは作れないけど個人的に寄付はできるよ、という方がいらしたら、AHIにご連絡ください。
古澤さんにつなぎます。

AHI職員 清水