質の高いケアではなく「やりたいこと」を応援するケア

↑ 下記の中日新聞記事サイトより一部転載

AHIの研修生たちとのセッションの話し手として、時折ご協力をいただだいている障害当事者ワーカーの押富俊恵さんの中日新聞(2020年9月29日)の記事です。

(59)「意思決定の尊重」一緒に考えることから
https://www.chunichi.co.jp/article/128819?rct=shitahanaikedo

「私が求めるのは質の高いケアではなく、自分のやりたいことを応援してくれるケア」
「質の高いケア」とよくいいますが、
質って、誰にとっての、何のためのものなのか。
あまりちゃんと考えずに使ってしまいがちですね。
相対する目の前の人と、しっかり話すこと。
その上で、自分が何ができるか、何をすれば応えることができるか、
自分の中の「資源」を考える。
AHIの研修で、アジアの村々で活動する研修生たちと議論していることと、
同じだな、と思いました。
支援する側が「こうするといいだろう」と思うことではなく、
住民の人たちが
「これができる」「これを知っている」ということを知り、
「こうありたい」「こうしたい」と思うことを聞き、
それを住民の人たち自身がその力で、願うことを実現するために、
自分たちは何ができるかを考え、やってみて、また問うて、考える。
「相手」も問うし、「自分」も問う。
そこから「する人・される人」の関係も超えていけるのだろうと思います。

AHI 清水