スリランカの今 元研修生からの報告 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
スリランカの中部の古都キャンディでHDO(Human Development Organization)が活動しています。HDOは紅茶プランテーションで生活し働くインド・タミルの人々の人権、ジェンダーの問題に取り組み、貧困根絶、公正な社会づくりを進めるNGOです。シヴァさん(AHI国際研修1997年参加)が始めたNGOです。4月の初旬に国連と反差別国際運動(NGO)の招きで来日します。
そのHDOから今週の4日からキャンディで起こったイスラム教徒と仏教徒の衝突についての調査報告が届きました。昨日、ニュースでも報道されましたが、スリランカの内戦が2009年に終結してから、初めての非常事態宣言が出されました。この非常事態宣言下の6日、HDOは調査チームを現地に派遣しました。
ことの発端は仏教徒の男性がイスラム教徒の若者の車と衝突して喧嘩となり病院に運ばれ5日に死亡したことです。この事件が人種間の差別にもとづくものかどうか、なんの証拠もなかったとのことでした。
入院先の病院に仏教原理主義の僧たちがかけつけ群衆たちをたきつけて暴動がおこったと現地のニュースが伝えているとのこと。

現地ではイスラム教徒の経営する50から100の店や家が焼かれたり、襲われ、一人の青年が焼け跡からi遺体で発見されました。
この暴動を押さえるために警察は催涙弾や放水車によって暴徒を解散させようとし、トゥクトゥクのドライバ^ーたちは抗議してストライキを始めたとのこと。
6日の時点で警察や軍隊が一体を警備しており、学校も休校となり、店や市場やオフィスは閉じられ車も人もほとんど見られないとのこと。
2017年のアムネスティ。インターナショナルの調査によると、スリランカは少数者特にイスラム教徒にとって安全でない国の一つに挙げられています。それは仏教の原理主義が強まり、少数者のイスラム教徒やキリスト教徒、紅茶農園のインド・タミル(ヒンドゥー教徒)への暴力が増加していると報告しています。
内戦が2009年に終わっても、少数者の人権の問題に向き合ってこなかった政府の責任も大きいものがあると思われます。
スリランカの今について3月20日からのスタディツアーで人と出会って見て聴いて学んできたいと思います。