カンボジアの少年の記事と、研修生キムさん

少し前のものですが、
2017 年7月5日付の朝日新聞GLOBEの記事を
ご紹介したいと思います↓

http://globe.asahi.com/news/2017070400001.html

 
タイトルは、
「カンボジアで生まれたボンヘイの14年」。
著者は、林典子さんというフォトジャーナリストの方です。
 
この記事で紹介されているボンヘイ少年は、
生まれた時から耳も聴こえず言葉を話すこともない「ろう」者。
そして、母子感染によるHIV感染者。
母親は、元夫から感染したそうです。
(夫は、タイなどの海外や都市部へ、出稼ぎにでもでていたのでしょうか)
 
カンボジアでは、成人が感染する数は減っているものの、
母子感染で生まれてくる子どもが年々増えているといいます。
その数、年間2500~4000人とのこと。
 
中でも、彼のような障害を持つ子どもに、
ましてや母親も感染し、家族も失った子どもに、
HIVに感染していること
抗レトロウイルスを定期的に飲むことを、
どのように伝え、どのように理解をしてもらい、
またそのような環境を作っていけるのか・・・
 
と、この記事は問いかけます。

記事サイトより転載
自宅に住み着く犬に頬を寄せるボンヘイ(2009) photo: Hayashi Noriko


同上:ろう学校へ通うボンヘイの送り迎えで自宅と学校を毎日往復する60歳の祖母。嫌がるボンヘイを持ち上げて自転車に乗せる。娘と孫の生活を支えるため、近所の人たちの洋服などを洗濯し、1日100円程度を稼いでいる(2009)
photo:Hayashi Noriko


 
 
この記事を読んで、
ボンヘイ少年が母親を失った後も、
地域で生きていくすべは、なかったのだろうか、
と考えました。
 
今年、研修に参加するキムさんは、
このカンボジアで、HIV感染者・エイズ患者の支援活動をしています。
今まで、感染者の人たちへの相談、
地域の人たちへの理解促進、
感染者グループの声を集めて政府への提言、などをしてきました。

キムさんの団体「抗レトロウィルス薬利用者協会」パンフレットより


 

同上


 
そして、感染者が地域で暮らしてくために、
自分は何をすべきなのか、
何ができるのか。
そのアイディアを掴むため、研修に参加します。
 
 
8月27日から研修がはじまります。
このキムさんに、ぜひ、会いにいらしてください!
彼が思うこと、考えていることを聞いていただけたら、
そして、
みなさんが思うこと、考えたことをキムさんにお話ししていただけたら、
とてもうれしいです。
彼の励みになることでしょう。
 
*ウェルカムパーティは、9月2日(土)16:00よりAHIにて。参加費無料(一品もちより大歓迎!)
そして、
*オープンハウスは10月9日(月・祝日)。こちらも入場無料!
*研修インターンも、お料理ボランティアもまだまだ募集中。
 
お待ちしております。
 
し職員

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