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バングラデシュで教わった、代表を選ぶということ

カンボジアでは、今月末の総選挙の選挙戦が始まった。

最大野党を解党させるなど、強硬な手段で現政権有利と

見られる中、選挙自体の正当性が問われる。

こういった選挙を多くの国々の政府が批判し、日本政府も

公式な選挙監視団は派遣しないと決めた。

内戦を経た人たちが新たな体制下での選挙に

希望をかける姿が見られる。カンボジアにも

その希望と興奮があっただろう。

 

私たちが選挙をするということは、代表を選ぶと

いうこと。代表を選ぶということは、要望を代弁してもらう、

声を届けるための一つの形。

 

児童会、生徒会。私たちは小学校の頃から「選挙」を

知っている。今も選挙があれば、投票には行く。

でも本当に自分の声を届けるために

代表を選びたい、そのために投票をしたいと思った

ことがあっただろうか。

 

私は選挙の意味をバングラデシュの女性に教えてもらった。

自分たちの会長を選ぶために選挙をするというのを

聞いて、ちょっとイヤな感じがした。きっとNGOが

「民主的な」仕組みを教えたのだろう。選挙の仕方について

話してもらいながら、気まずい思いを抱えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところがそれは見事に裏切られた。彼女たちは、日常

の経験から、それを欲したのだ。あるとき女性グループ

のメンバーの一人が土地の有力者に嫌がらせを受けた。

彼女が文句を言いに言ったら、「おまえは何者か?

たかが一人のいなかの女だろう」と言われ追い返された。

そこから一人の後ろに何百人がいるのか、それを形に

表すことが必要だと思ったらしい。そしてNGOのスタッフ

に相談したら、「選挙」によって代表を決めることを

教えてくれたのだそうだ。

2016年選挙権年齢が18歳に引き下げられた。

投票のし方だけでなく、選挙の意味を

考えることが大切なのだろう。

 

職員 はやしかぐみ

 

 

 

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