スリランカのタミル

カライマライ・プランテーションはスリランカで最初の紅茶農園といわれています。19世紀初めにイギリス人のジェームズ・テーラーという人が始めたとのこと。そこはキャンディという高原地帯にあり、避暑地のようなたたずまいです。南インドのタミル語を話す人々が、連れてこられて、長年、茶摘みの労働者としてラインルームという長屋で暮らし、学校や診療所もその中にありました。
近年は教育を受けたこれらのインド・タミルの人たちはプランテーションから出て、他の仕事についたり、中東に出稼ぎに行っています。ここのラインルームは2軒を1世帯が使うなどしていました。紅茶畑もあまり整備されず、すたれている感じでした。帰り道に茶摘みを終えて集荷する場所に運ぶ女性たちに出会いました。スリランカで最も差別され忘れられた人々がインド・タミルの人々。そこでも3月のスタディツアーでホームステイをしたり、住民と交流をもちます。