だいすきな絵本

先日、新聞のコラムにあった言葉に“ググッ”と来ました。
『たとえ、ひとりでも いい かんがえなら、
みんなで だいじにするのが、
みんしゅしゅぎの いい ところだろ。
かこ さとし』
この新聞コーナーは、担当筆者が出会った珠玉の言葉たちを
日々紹介するコラムで、毎朝楽しみに読んでいます。
 
ググっ、の後の私の反応は「あ、かこさんだ!😊」
 
かこさとし(加古里子)さんは、
丁寧な絵で自然科学の絵本を多く手掛ける、
著名な絵本作家。ご存じの方も多いのでは?
 

自宅の本棚にも、ずっと昔から、
大切なたいせつな加古さんの『海』
という科学絵本が、
存在感を持って鎮座ましましてます。(笑)
 
 
今回このコラムで初めて知ったのは、
加古さんが、“工学博士”でもある児童文学者だったこと。
なるほど。科学絵本のなかの、細部にわたる丁寧な描写からも、
うなずけます。
まさに、“神は細部に宿る”ことを幅広い世代に
想像力を授けながら教えてくれる絵本を
多々手掛けていらっしゃいます。
 
先述の言葉は、加古さんの『こどものとうひょう、おとなのせんきょ』
という緊急復刻絵本(元は1983年版)に登場する言葉だそうな。
自然科学絵本のみならず、社会的に示唆の深い本も執筆されていることを
このコラムで知りました。

 
 
 
 
 
 
 
 
昨今、自国優先、多数派優先、の自己中心的政治が世界にはびこるなか、
民主主義の本質を改めて問い直すとき、
きっと礎となる言葉が詰まっている本なのでしょう。
 
AHIの目指すところと、大好きな絵本『海』の著者
かこさとしさん、の接点を見つけた、
ほっこり嬉しい、ある朝でした。
 
職員A